2026年9月15日

東京都 調布 歯科医院 親知らず抜歯 インプラント ムラタデンタルクリニック
インプラントを植立する時、上部構造(被せ物)がどのような形態、位置関係になるかまで想定しながら埋入します。
今回の様に、インプラント植立予定部位のスペースにアンバランスを認める場合、私はあえて上部構造でつめずに空隙を付与します。

今回の場合、一番奥の7番歯牙が軽度傾斜していた事と、骨状態から7番歯牙寄りにインプラントを植立しました。
例えば、このスペースにおいてスペースの中心にインプラントを植立しますと、縦長な上部構造になったり、もしくは正常な大きさで上部構造を製作したとしても手前側と奥側に空隙のある状態になってしまします。
上部構造の形態が正常形態範囲を超えてしまうと、清掃不良を起こす原因となりインプラント周囲炎が進行するリスクにつながります。
今回の場合、インプラント植立を7番歯牙側にあわせてあげることで、7番歯牙がこれ以上手前に傾斜することもおさえられます。
あえて付与した空隙に関しましては、食物残渣が入り込みやすいかもしれませんが、除去しやすくもあるためインプラント周囲炎予防にもつながります。


空隙があいても咀嚼能力にはほとんど影響がありませんので、この状態でしっかりと噛むことが可能となります。
このように、インプラント治療においてインプラントを植立する周囲の骨状態だけではなく、口腔内状況もみきわめながら治療計画をたてることが大切だと考えています。
著者 歯科医師 村田拓也