2025年10月08日
今回は、目に見えない部分のご説明になります。
クラウンマージンといって、被せ物と歯牙には必ず接合部分の境目があります。その部分を私たちはマージンと呼んでおります。
実は、このマージン部分の形態は被せ物を製作する時にとても大切になります。

マージンがなだらかな斜面、形態になっていないと被せ物との適合性の悪化につながります。

このように、マージンをなだらかな形態に整え、歯肉の高さ(歯肉縁)よりも0.5~1.0mm程縁下に設定することで、より天然歯牙のような見た目が再現できます。
また、被せ物と歯牙との境界線が歯肉縁下に存在することで、むし歯の発生リスクもさげられます。
当院では、目に見えない細部にもこだわり、機能的にも優れた被せ物を製作しております。
少しマニアックな内容になりましたが、このようなコラムも掲載していきたいと思います。
村田拓也