2025年8月26日
こんにちは。
今回は、口腔内スキャナーについての投稿です。
歯の被せ物の型どりには、従来通りのアルジネートやシリコンといった口の中でドロッとした感触の材料を使った方法と、口腔内スキャナーといって、口の中を専用のスキャナーで撮影して画像として再現する方法があります。

現在の口腔内スキャナーの技術精度では、歯牙1~3本分までの間隔までが精度の限界と考えられています。
しかし、歯牙3本分までであれば口腔内スキャナーでしっかりとした精度の被せ物が製作可能です。
嘔吐反射の強い方や、型どりのドロッとした感触が苦手な方は、口腔内スキャナーでの型どりのほうが楽に感じる場合があります。
当院では、インプラントの上部構造(被せも)は口腔内スキャナーを使用し製作する事が多いです。

このように、インプラントの型どりをする前に2次Opeをした時装着するヒーリングキャップを外した状態でスキャンします。

次に、スキャンボディーといって、インプラントがどの位置に埋まっているかを明示するためのピンを固定した状態でスキャンします。

最後に、嚙み合わせをスキャンします。
これらのスキャンデータを技工所に送信すると、インプラントの上部構造が製作され完成したものがクリニックに届きます。
昔から口腔内スキャナーは存在し使用されてきましたが、現代の工業技術の発展により最近のスキャナーは飛躍的に精度が上がったと思います。
インプラント治療は、とても小さなネジやパーツの複合体を使用した治療方法です。周囲の歯牙とのバランスや、噛み合わせ具合もとても重要です。だからこそ、長期的予後のためには初期段階でのしっかりとした治療計画や精密な精度が大切となってきます。
また定期的に投稿させていただきます。
村田拓也