2025年9月08日
こんにちは。
骨造成は、インプラント処置を遂行するために必要不可欠な場合が多いです。
インプラントを長期的に良好な状態に保つためには、良質な足場(骨状態部分)に埋入することが不可欠です。
骨造成をするタイミング、方法、材料は、さまざまあり状況に応じて適切な処置方法を選択いたします。
今回は、前歯部分の骨幅が薄い部分に、チタンメッシュを使用した処置方法をご説明いたします。

インプラント埋入前に骨造成を遂行し、骨を造成してからインプラントのプランニングをおこないます。
現状であると、歯槽骨の頂上部分の骨がヤリの様にとがっており、インプラントを埋入できる骨幅がありません。
今回は、チタンメッシュ、他家骨、自家骨を使用し骨の造成をおこないます。

星状のチタンメッシュの下には、他家骨、自家骨をしきつめ、歯肉や外界からの刺激で押しつぶされないようにチタンメッシュでカバーします。
チタンメッシュはチタンスクリューを打ち固定します。

骨造成後、6~9ヶ月後にチタンメッシュを除去します。
インプラントを埋入できるしっかりとした骨の足場が完成いたしました。
繰り返しになりますが、インプラントを長期的に良好な状態に保つためには、良質な足場(骨状態部分)に埋入することが不可欠です。
さまざまな骨造成の方法、骨造成のタイミングがありますが、今回は、インプラント埋入前の骨造成の1例でした。
村田拓也