2026年10月15日

東京都 調布 歯科医院 口腔外科 親知らず抜歯 インプラント ムラタデンタルクリニック
インプラントはさまざまなメーカーがあり、インプラントメーカーによってインプラント形態も、その他パーツ、使用するドライバー、レンチ、すべてが専用設計になっております。
よくある事象として、他医院にて昔に植立したインプラント部分に異常が出現したとき、インプラントメーカーがわからず手がつけられなかったり、メーカーがわかってもメーカー専用のパーツやドライバー、レンチがなく対応できないと言われたというお話を耳にします。
近年において、インプラント処置をおこなっているクリニックは増えましたが、そのクリニックで取り扱っているインプラント以外のインプラントに対応できる、知識のあるクリニックは少ないかもしれません。
今回は、左側上顎3番(犬歯)部分にインプラントを植立させていただきましたが、もともと骨幅が少なく骨造成を併用しても安心安全な設計をするためには、犬歯に対してはやや細めのインプラントの選択となりました。
口腔内において犬歯はとても咬合負荷がかかる歯牙です。上部構造装着後あらゆる咬合負荷にも安心できるように、もともと植立されていた4番部分のインプラントと上部構造を連結する設計でインプラント処置を遂行させていただきました。

現在当院が使用しているインプラントはストローマン®社製のインプラントです。
もともと植立されていたインプラントはノーベルバイオケア®社製のインプラントです。
このように、メーカーによって上部構造を固定するための穴の形態がぜんぜん違います。

今回はセメント固定での上部構造装着です。
まずは、アバットメントといわれる中間パーツを適正トルクで装着いたします。

アバットメントの形態、固定するネジの形態、ネジを締めるドライバー、トルクレンチ、すべてメーカーごとに専用設計となっています。

装着したアバットメントに、2歯連結したフルジルコニアクラウンを専用のセメントを介して装着します。
アバットメントとクラウンを合わせてインプラント上部構造といいます。
もともと植立されていたインプラントと、今回植立したインプラントとの条件が違うためセメント固定での処置を選択いたしました。
このように、インプラント処置はただ歯牙のない部分に植立するだけでなく、過去のインプラントにも柔軟に対応しながら口腔内全体的な考えができる知識や経験があるとよいと考えます。
著者 歯科医師 村田拓也